過去問解説

ほう和水溶液と計算の工夫|2017年 早稲田実業学校中等部 大問3

計算の工夫をしてほう和水溶液の問題を解こう

ほう和水溶液の問題は良く見かけますが、計算がややこしい場合があります。

問2:70℃のしょう酸カリウムほう和水溶液160g を準備し、温度を変えずに水50g を蒸発させた。10℃まで冷却すると、しょう酸カリウムの結晶は全部で何g 出ますか。次の(ア)〜(エ)の中からもっとも近いものを1つ選び、記号で答えなさい。

(ア)60 g
(イ)70 g
(ウ)80 g
(エ)90 g

(水 100gに溶ける最大量)

解説動画

実際に計算してみましょう。

この問題のポイント

解説動画でも説明したとおり、この問題では計算の工夫をすることが重要です。

今回は 238g を 約240g として計算しました。240は60の倍数となっているので、計算が簡単になるのです。

早稲田実業の理科は解答時間が30分です。この限られた時間内にできるだけたくさん解答するためには、計算で手間取るのは命取りです。

過去に何度か触れていますが、入試問題で大事なのは「ややこしそうな問題を飛ばす」という能力です。もちろん簡単な問題を確実に得点することは大事です。しかし、そうした問題は多くの受験生が確実にしとめてきます。むしろ差がつくのは、このような計算量の多い問題をどのように処理するかといった点です。

もし私が受験生なら、この問題はまずは飛ばすと思います。そのうえで、最後の問題まで到達してからもとにもどってきて解くことにするでしょう。その際、解説動画で説明した計算の工夫をするのは言うまでもありません。

小数点まで計算するのではなく、だいたいざっと答えがわかれば良い、そのような解答の方法も訓練しておくと良いでしょう。