光の屈折と虹のでき方
空を見上げたら大きな虹がかかっていた。ちょっとうれしいひと時ですね。
さて、虹はどのようにしてできるのでしょうか?
空気中の水分に入った太陽光が、屈折と反射を繰り返すことで目の中に入ってきます。その際、赤と紫の屈折のしかたが異なるために、光の色が別れて見えます。
早稲田実業の2017年理科の問題より、虹について見ていきましょう。
問1 太陽光中の紫の光(点線)は、空気中の水滴にあたるとどのように進みますか。次の(ア)〜(エ)の中から正しいものを1つ選び、記号で答えなさい。

解説動画
解説動画です。
この問題のポイント
動画で説明したとおり、虹は外側が赤色、内側が紫色になります。これは、赤と紫の屈折するときの角度が異なるためです。
虹の7色は、言えるようにしておくと良いと思います。
赤、だいだい、黄色、緑、青、藍、紫
赤から緑までひと息で唱えて、ちょっと間をあけて「あおあいむらさき」。節をつけて呪文のように唱えると良いでしょう。
こんど虹をみかける機会があったら、外側が何色か実際に確認してみてください。机上の知識と、世の中の現象が結びつく瞬間、これができると記憶の定着が大きくはかどります。