遺伝子とバイオテクノロジー
中学受験の生物というと、花や昆虫の名前を覚える作業のイメージが強いかも知れません。
ところが現代の生物学は、学校であまり教わらないような内容がメインストリームとなっています。それがバイオテクノロジーという分野です。
早実の2017年理科で、バイオテクノロジー関連の出題がありました。
問題文より抜粋:バイオテクノロジーって生物の遺伝子として働く(IV)を切り貼りするあれだよね。最新のテクノロジーがどんどん導入されているんだね。
問3:会話文中の(IV)は、ほぼすべての地球上の生物が遺伝子としてもつ物質です。この物質を何と言いますか。大文字のアルファベット3文字で答えなさい。
解説動画
解説動画です。
この問題のポイント
この問題は、日ごろからニュースなどでバイオ関連の話題を聞いていれば答えられるでしょう。アルファベット3文字、というのも大きなヒントになっていますね。答えは「DNA」です。
DNAに関連したテクノロジーは身近なところでも聞くようになってきました。たとえば犯罪捜査などで、指紋などと並んで犯人を特定する際に用いられる「DNA鑑定」などが挙げられます。
バイオテクノロジーは私たちの暮らしに欠かせない技術となるでしょう。中学受験でもライバルと一歩差をつけるためには絶対に落とせない分野です。これからも積極的に解説していきたいと思います。