過去問解説

マグニチュードの計算|2017年 サレジオ学院中学校 大問4

マグニチュードの計算について

地震が発生したとき、マグニチュードと震度が発表されます。それぞれの違い、理解できているでしょうか?

マグニチュードは地震の規模をあらわす指標で、一つの地震につき唯一の値が定まります。一方、震度は震源からの距離などによって変わるため、地域によってさまざまな値を取ります。

このポイントは常識なので、知っている人も多いと思います。それでは、マグニチュードの値はどのように計算されているか、と聞かれて答えられるでしょうか?

2017年サレジオ学院の理科の問題では、マグニチュードの計算に関する問題が出題されました。

問題 発生した地震の規模の大きさをマグニチュードといいます。マグニチュードが0.2大きくなると地震の規模は約2倍に、1大きくなると約32倍になります。次の(a), (b)について、それぞれもっとも近い数字をあとのア〜コから選び、記号で答えなさい。

(a) マグニチュード8の地震の規模はマグニチュード6の何倍ですか。
(b) マグニチュード8.2の地震の規模はマグニチュード6の何倍ですか。

ア 0.3
イ 0.8
ウ 1
エ 2
オ 2.2
カ 600
キ 1000
ク 2000
ケ 2400
コ 3000

解説動画

まずは解説の動画です。

この問題のポイント

マグニチュードは、その値が2大きくなると地震の規模は1000倍大きくなります。

ここから逆算して、マグニチュードが1大きくなるとその規模は「約」32倍だけ大きくなります。正確には、31.62…倍となり、割り切れません。

マグニチュードは、たった1異なるだけで地震の規模が約32倍も大きくなります。地震の大きさは、小さのものから大規模なものまで色々とあります。このように大きさが大きく異なるものをギュッとまとめて表示させる方法を対数表示といいます。対数は高校の数学で出てきますね。今は覚えておく必要はありません。

ちなみに2011年に発生した東日本大震災のマグニチュードは9.0という、とてつもなく巨大なものでした。これはマグニチュード6の地震の実に3万2千倍という大きさです。いかに大規模な地震であったかが、この数値からも読み取ることができますね。