過去問解説

太陽の南中時刻|2017年 暁星中学校 大問2

太陽の南中時刻と緯度

太陽が真南にくる時刻のことを南中時刻とよびます。この時刻は何時ですかと聞かれれば、お昼なんだから12時に決まっているだろうと思うかもしれません。

ところが実際には、南中時刻は緯度によって異なります。このことを聞いているのが、2017年暁星中学校の以下の問題です。

問題 日本では、兵庫県明石市を通る東経135度の地点で太陽が南中する時刻を「正午」と定めています。1、2の地点で太陽が南中する時刻は、何時何分くらいになりますか。次のカ〜コからそれぞれ選び、記号で答えなさい。

1. 東京(東経140度)
2. 長崎(東経130度)

カ:11時40分
キ:11時50分
ク:12時00分
ケ:12時10分
コ:12時20分

解説動画

解説動画です。

この問題のポイント

解説動画で説明したように、緯度によって南中時刻は異なります。関係を式で表すと、以下のようになります。

15度 = 1時間ずれる
1度 = 4分ずれる

中学受験をするのであれば上記の式は暗記していなければいけない、と書かれている解説を目にしました。しかし、私はこの考え方はあまり好きではありません。

受験勉強のなかでも、特に理科は「自分の頭で考える」能力を問われる問題が多く出題される傾向にあります。このとき必要なのは暗記している知識量ではなく、与えられた条件から答えを導き出す「過程」です。

今回の問題でいえば、地球が1回転するのに24時間かかるという常識的な知識があれば、正解にたどりつけます。

暗記する量はできるだけ少なく、最低限度の知識から答えを出す。これは、中学や高校の理科の問題を解くときにも必要になってきます。今のうちから暗記に頼らない訓練をしておきましょう。