過去問解説

台風の風の強さ|2017年 学習院中等科 大問3

台風の風の強さは東と西、どちらが強い?

2017年学習院中等科より、台風に関する出題です。

問1 図1は台風の風のふき方を表しています。また太い矢印は台風の進む方向を表しています。風の強いはん囲とその理由の、正しい組み合わせをア〜クから選びなさい。

【風の強いはん囲】
1.台風の中心の「目」とよばれる場所が強い
2.台風の進む方向を見て西側が強い
3.台風の中心からはなれるほど強い
4.台風の進む方向を見て東側が強い
5.台風の中心に近づくほど強い

【理由】
a 台風は中心に近づくほど気圧が上がるから
b 台風の中心は雲がないから
c 台風は中心から遠ざかるほど気圧が下がるから
d 台風の進む方向を見て西側は風向きが台風の進む方向と逆だから
e 台風の進む方向を見て東側は風向きが台風の進む方向と同じだから
f 台風の中心は雲が集まっているから
g 台風は中心に近づくほど気圧が下がるから
h 台風は中心から遠ざかるほど気圧が上がるから

(以下略)

解説動画

この問題のポイント

台風のうずは反時計回り(左回り)に回転しています。これは地球の自転の影響を受けているためですが、この理由は知らなくても良いでしょう。(ちなみに、「コリオリの力」という力が働いているからですが、これは高校の範囲ですね)

また台風は北側に向かって日本に向かってくることになるので、進路の東側では台風のうずの回転の向きと台風の進む速さが合わさることで、強風が吹きます。

ニュースなどで気象情報を見ていると、こうした説明を聞くことが多いですね。ちなみにこの知識、私が小学生のころは知らなかったと思います。最近の小学生は、いろいろと知らなくてはいけないことが増えましたね。

この問題、一応は図にヒントが隠されているという体裁ですので、知識がなくても解くことは可能かもしれません。ただし選択肢も多いですので、確実に得点するためには知っておくことに越したことはありません。

台風の被害が大きな影響を及ぼすことが多くなってきました。台風関連の出題はこれからますます増えていくものと思われます。しっかりと知識を整理しておきましょう。